キネマの神様
上映情報
作品情報
- 監督
- 山田洋次
- 出演者
- 沢田研二, 菅田将暉, 永野芽郁, 野田洋次郎, 北川景子, 寺島しのぶ, 小林稔侍, 宮本信子, リリー・フランキー, 前田旺志郎, 志尊淳, 松尾貴史, 広岡由里子, 北山雅康, 原田泰造, 片桐はいり, 迫田孝也, 近藤公園, 豊原江理佳, 渋谷天笑, 渋川清彦, 松野太紀, 曽我廼家寛太郎
- 上映時間
- 135分
無類のギャンブル好きなゴウ(沢田研二)は妻の淑子よしこ(宮本信子)と娘の歩(寺島しのぶ)にも見放されたダメ親父。そんな彼にも、たった一つだけ愛してやまないものがあった。それは「映画」--- 。行きつけの名画座の館主・テラシン(小林稔侍)とゴウは、かつて映画の撮影所で働く仲間だった。若き日のゴウ(菅田将暉)は助監督として、映写技師のテラシン(野田洋次郎)をはじめ、時代を代表する名監督やスター女優の園子、また撮影所近くの食堂の娘・淑子(永野芽郁)に囲まれながら夢を追い求め、青春を駆け抜けていた。そして、ゴウとテラシンは淑子にそれぞれ想いを寄せていた。しかしゴウは初監督作品の撮影初日に転落事故で大怪我をし、その作品は幻となってしまう。ゴウは撮影所を辞めて田舎に帰り、淑子は周囲の反対を押し切ってゴウを追いかけて行った…。あれから約50年。歩の息子の勇太(前田旺志郎)が、古びた映画の脚本を手に取る。その作品のタイトルは、「キネマの神様」。それはゴウが初監督の時、撮影を放棄した作品だった。勇太はその脚本の面白さに感動し、現代版に書き直して脚本賞に応募しようとゴウに提案する。最初は半信半疑で始めたゴウであったが、再び自身の作品に向き合う中で、忘れかけていた夢や青春を取り戻してゆく-- 。これは、“映画の神様”を信じ続けた男の人生とともに紡がれる愛と友情、そして家族の物語。